カード式ポケットチーフ

カード式ポケットチーフ

ポケットチーフ

 ポケットチーフ一つで、オシャレ度が格段にアップ。     
 あなたのプレゼンスを引き立てます。

【ポケットチーフとは】

ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに装飾として挿す布のこと。
「ブラックタイ着用」の結婚式やパーティーの際に、必須とされる装飾です。絹や麻の白色が正式とされています。

第二次大戦後の日本では身近なアイテムとしてあまり浸透することがありませんでしたが、ここ数年注目を集めています。

普段使いとして、色や素材にこだわらずにおしゃれとして楽しむようになりました。

クールビズやカジュアル・スタイルでも、ポケットチーフを入れるだけで、印象が「キリッと」引き締まります。

【ポケットチーフの歴史】

19世紀に当時カジュアルウエアであった燕尾服やモーニングコートが、礼装に格上げされました。
フランス革命を経て、燕尾服やモーニングコートが庶民のブルジョワ層が着用するようになり、次第に昼間の礼装として昇格した…と言うのがその経緯です。
この際、胸ポケットに挿していた白のポケットチーフも同時に「礼装のマストアイテム」として定着したようです。



燕尾服やモーニングがカジュアルだったと言うのは驚きですが…馬に乗るための服だったからだそうです。馬に乗るのに邪魔になる前の裾がカットされ、またがりやすいようセンターベント(お尻の部分の切れ込み)が入れられたということです。

前裾が「カットされた」たことは、今でもモーニングコートの別称cut away coat(カッタウェイ・コート)としてその名残を示しています(右下のイラスト)。



ところが、
古い絵画などを見ると、あまりポケットチーフが描かれていません。

 

<ベートーベン 出展:Wikipedia>     <サン・ジェルマン伯爵 出展:Wikipedia>        

                            <ナポレオン・ボナパルト 出展:Wikipedia>

                             
ポケットチーフの発祥は諸説あるようです。
私が確認できたのは以下の2つのストーリー;

1、中国の農夫が日よけとして身につけていた麻布を15世紀にフランスの船乗りが故郷に持ち帰り、肩飾りや袖上に挿したことが原点であるという説

2、中世ヨーロッパで、女性が持っていたハンカチーフを男性も使うようになり、ベストに忍ばせていたのが始まりという説

女性のハンカチをめぐっては、意匠を凝らしたデザインが施され贅沢品化したことを案じ、マリー・アントワネットの進言によって法律で「正方形」に定められたーといった裏話もありますが・・・ それはさて置き、

恐らくは実用品として使用されていたものが、次第に装飾の要素が加えられ…同時に、チェスターコートの胸ポケットに外した手袋を入れていたことをヒントに(?)、麻布やハンカチを「胸ポケットに挿す」アイデアにつながったのではないか〜と推測します。

1800年代なかば頃、ハンカチを入れるための胸ポケットがジャケットに施されるようになりました。

こうして、今日の「ポケットチーフ」「Pocket Square」となったようです。

【ポケットチーフの折り方】

礼装としての折り方
* スリーピークス
三つ山が出来るように折る。折り方が三種類(The Cross over・中立て・外立て)あるが、礼服にはどれを使っても良い。

* ツーピークス(ツインピークス)
二つ山が出来るように折る。

* フォーピークス
四つ山が出来るように折る。


ビジネスとしての折り方
* トライアングル(ワンピーク)
* スクエア(TVホールド)
正方形に四つ折りし、更に三つ折りして頭が覗くようポケットに差し込む。


カジュアルとしての折り方
* クラッシュド
中心から摘まみ上げてその部分を折り、無造作に突っ込んだ様に見せる。
* パフド
クラッシュドの上下を逆にしたもの。
予め折って板に固定した物(カードチーフ)もある。

一言でポケットチーフと言っても、奥が深いですね〜。

仕立屋シュウ・カワグチでは、

ワンタッチでポケットに入れるだけ
型崩れなし
高さ調節可能

そんな、ポケットチーフをご用意いたしまた。
化粧箱入りなので、贈り物にもぴったり
↓↓↓
[オンラインショップ商品一覧]
ご高覧賜りましたら、幸甚です。

ページ上部へ